ガイド · フエ
フエ料理ガイド:ブンボー、バインベオ、皇帝たちの食卓
フエはかつてのベトナムの都。今もその流儀で、小さく洗練された料理と国内でいちばん辛い料理をつくります。食べたい料理と食べ方を紹介します。
更新 · lowstool
1802年から1945年まで、フエはグエン朝の皇帝たちの都でした。宮廷の料理人たちは小さく美しい料理を何十皿も食卓に送り出し、この街はそれを今もやめきれずにいます。フエの料理は繊細で、手間がかかって、ベトナムのどこよりも辛いのです。
食べたい料理
- Bún bò(ブンボー):フエでは誰も「フエ」をつけません。レモングラスとラー油、少しの発酵エビ味噌(mắm ruốc、マム・ルオック)がきいた牛と豚のスープに、丸い米麺。朝ごはんの料理です。
- Bánh bèo(バインベオ):小皿で蒸した小さな米の餅に、干しエビとカリカリの豚皮をのせたもの。魚醤をかけて、1ダースはいけます。
- Bánh nậm(バインナム):エビと豚肉をのせ、バナナの葉で平たく包んで蒸した、薄い米粉の餅。
- Bánh lọc(バインロック):もちもちで透きとおったタピオカの団子。中にはエビが丸ごと1尾と、豚バラ肉が少し入っています。
- Nem lụi(ネムルイ):豚ひき肉をレモングラスの串に巻いて焼いたもの。ハーブと一緒にライスペーパーで巻いて、濃厚なピーナッツソースにつけて食べます。
- Cơm hến(コムヘン):川の小さなシジミ、ハーブ、ピーナッツ、カリカリの揚げ豚皮をのせたご飯に、シジミのスープが添えられます。安くて、常温で出てきて、とてもフエらしい一品です。
- Chè(チェー):豆やタピオカ、果物でつくる甘いスープ。フエには何十種類もあります。
宮廷料理を、家庭の台所で
宮廷料理では、味と同じくらい見た目が大切でした。野菜を花の形に彫り、料理を絵のように盛りつけたのです。今その伝統を味わうのにいちばんいい場所は、レストランではなくnhà vườn(ニャー・ヴオン)であることが多いもの。フエの庭園の家で、今も家族が昔のレシピでお客さんのために料理しています。
ベジタリアンのフエ
フエはお寺の街。ベトナムでも指折りの、仏教の精進料理があります。cơm chay(コム・チャイ、精進のご飯)と書かれた看板を探してみてください。
知っておくといいこと
- フエの料理は辛いです。やさしめがよければ「không cay」(ホン・カイ、辛くしないで)か「ít cay」(イッ・カイ、少しだけ辛く)と言いましょう。
- ブンボーは朝の料理。バインベオ、バインナム、バインロックは、いつでも食べられるおやつです。
- 1皿の量は少なめ。いくつか頼んでシェアしましょう。
家族と食卓を囲む
「宮廷レシピの家庭ディナー」は、庭園の家で過ごす7品コースの夜です。かつてグエン朝の宮廷のためにつくられた料理を家族が用意し、そのうち2品はあなたも一緒につくります。
一緒に座りましょう
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